アメリカのMicrosoftの検索エンジン「Bing」が、アメリカのGoogle検索結果を"カンニング"しているとの疑惑発生し、大騒ぎになっているらしい。
Bingのカンニング疑惑について最初に報じたのは、技術関連系のニュースブログ「Search Engine Land」の2月1日付の記事だ。
Search Engine Landの記事では、Googleが昨年5月頃から、キーワードのスペルを間違えて検索すると、BingがGoogleと同様の検索結果を表示していることに気付き、疑惑を持ち始めたそうだ。
12月には"おとり捜査"を実施した。これまで検索結果がゼロもしくはごく僅かだったクエリーに対する、ダミーの検索結果のページを100程度作成して設定。
Internet ExplorerでBing検索を行ったところ、Googleが仕掛けたおとり検索結果ページと同様の結果が上位に表示されるケースが見られたという。
Microsoftは同日、このことについて即座に否定コメントを発表。BingのHarry Shum氏は、「Bingでは検索結果のアルゴリズムに1000以上の異なる信号や要素を用いており、許可を得たユーザーから収集した匿名のクリックストリームのような小さいデータもその1つだ」と説明し、「Bingはすべてユーザーから(情報を得て)学んでいる」と反論したのだ。
これに対してGoogleフェローのAmit Singhal氏は、Google公式ブログで捜査に使った実験手法と結果を詳細に説明し、「要するに、Bingの検索結果は直接Google(の検索結果)から来たものだ」と指摘したことで、カンニング疑惑が深まっている。
これを受け、Microsoft上級バイスプレジデントのYusuf Mehdi氏は、Bing関連公式ブログへの投稿で、「当社は競合検索エンジンの結果をコピーなどしていない。以上!」と男らしく断言。
BingのランキングアルゴリズムについてShum氏と同様の説明を繰り返し、「多様なオンラインサービスが性能向上に使う一般的な手段だ」と述べた。
またMehdi氏は、「GoogleはBingをだますためにワナを仕掛けた。Googleの実験はBingの検索結果を操作するために行われたものであり、その手法は検索結果を操作しようとスパム業者が使うクリック詐欺と同類の攻撃だ」と鋭く非難したとのこと。
さらに「Bingは昨年10月に大幅な強化を発表したが、Googleがそれに対して懸念を抱いていると聞いていた。そして12月のおとり捜査だ。このタイミングは本当に偶然だろうか?」と付け加えている。
疑惑の域を出る事はないだろうが、もし本当にカンニングしていたのであれば、お粗末な検索エンジンということだ。Bing SEO対策について研究しているこのブログとしても、とても遺憾な行為だと言える。
しかし、Bingを批判して売名行為をgoogleが行っている可能性もあるので、経過を見守りたい。おとり捜査をしたGoogleにも、何か仕掛けがあるのではないかと、疑いたくもなるのだ。
それほど熾烈な競争の果てに、何が待っているのだろうか?
2011年2月アーカイブ
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